アンカフェとヴィジュアル系バンド
アンティック珈琲店のような、いわゆるヴィジュアル系は、2000年以降は世間では既に過去のものとして考えられてきました。しかし、インディーズやアンダーグラウンドのシーンでは、現在でも無数のヴィジュアル系アーティストがひしめき合っているのが現状で、2000年頃以降は、よりマニアックで、より深く作り込まれた世界観や外見を好むコアなヴィジュアル系ファンによって支えられてきたのです。
アンティック珈琲店がデビューした2003年頃は、インディーズのヴィジュアルシーンでは、カタカナやひらがなのバンド名、インパンクトのある奇妙な楽曲のタイトルが溢れるという変化が起こります。アンティック珈琲店という意味不明のバンド名や、彼らの楽曲のCDタイトルからも、その変化を伺うことができますね。
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そして、アンティック珈琲店は若年層のファンから人気のあるだけではなく、そのヴィジュアル系ファッションは海外のコアなファンからも支持されています。さらに、アニメ主題歌を手掛けるなどメジャー路線への進出など、アンティック珈琲店の活躍はヴィジュアル系ブームの再来の兆しを感じさせるのです。